時代で変化する女性の仕事の悩み


女性の仕事の悩みは時代とともに変化していると言える。主に1960年代から1980年代にかけて見られたのが結婚を機に退職するという風潮である。その為、婚姻が遅れがちな女性は職場で非常にいづらい立場を強いられる事も多く、肩身の狭い思いをした女性も少なくはない。特に25歳を過ぎて独身の場合の風当たりは強く、中には結婚が見込めない場合には早々に退職するといった者も見られたほどだ。時代的にはまだ男性の就労条件もかなり良好だった時代も反映し、婚姻後に仕事を続ける事が珍しいというのも手伝い、独身者は尚更浮いた存在として見られる風潮もあったのだ。

そして、80年代から90年代にかけて問題になり、仕事の悩みの種となったのはセクハラである。これはセクシャルハラスメントの略であるが、主に男性上司によるボディタッチを始め、性的なニュアンスを臭わす言動以外にも、結婚に関わる質問なども含まれるが、問題視されるまでは平然と社内で行われる事も珍しくなかった。この頃になると男女ともに晩婚化も進んだことから、独身のまま仕事を続ける事の問題は減りつつあったが、変わってでてきた仕事の悩みがこのセクハラなのである。後にセクハラはマニュアルを用意する企業も増え、現在では世代交替も関係して激減しているが、変わってパワーハラスメントが蔓延するなどの新たな問題も出ている。パワーハラスメントに至っては男性にも大きく被害は拡大する問題であるが、働く以上、常に何らかの悩みはつきものと言えるのではないだろうか。もしも悩みを抱えて辛いと感じたままなら、他の人はどのような悩みを抱えているのか、視野を広めるためにも他業種の悩みも知ると良いかもしれない。>>女性のお仕事の悩みは?